はじまり、はじまり。
Visual Studio 2017を使って、GACにプログラムをインストールし、実行できるようにします。
を実現するために、今回はインストーラクラスを使ってみました。
■ ■ ■ ■ 目次
■ ■ ■ 1.インストーラクラスをインストールする。
■ ■ ■ 2.インストーラプロジェクトを追加する。
■ ■ ■ 3.インストールするexe, dllを選択する。
■ ■ ■ 4.インストール先のフォルダを選択する。
■ ■ ■ 5.ソリューションをビルドする。
■ ■ ■ 6.セットアッププロジェクトをビルドする。
■ ■ ■ 7.インストールする。
■ ■ ■ 8.実行する。
■ ■ ■ 9.アンインストールする。
■ ■ ■ 1.インストーラクラスをインストールする。
■ ■ 1-1.インストーラプロジェクト (InstallerProjects.vsix) を下のサイトからダウンロードし、インストールする。
インストーラプロジェクトのインストール手順は省きます。
■ ■ ■ 2.インストーラプロジェクトを追加する。
■ ■ 2-1.インストールしたいソリューションのソリューションエクスプローラーで、[ソリューションを右クリック]-[追加]-[新しいプロジェクト] を選択します。
■ ■ 2-2.「新しいプロジェクトの追加」 ウィンドウの左ペインで [インストール済]-[その他のプロジェクトの種類]-[Visual Studio Installer] を選択し、中央ペインで [Setup Project] を選択する。名前を入力した後、OKボタンをクリックする。
■ ■ 2-3.追加すると、ソリューションエクスプローラーにSetupプロジェクトが追加され、「File System (Setup)」 がタブに表示される。
■ ■ ■ 3.インストールするexe, dllを選択する。
■ ■ 3-1.「File System (Setup)」 タブの左ペインから[File System Target Machine]-[Application Folder]-[右クリック]-[Add]-[プロジェクト出力] を選択する。
■ ■ 3-2.表示された [プロジェクト出力グループの追加] ウィンドウで [プライマリ出力]を選択し、[OK]ボタンをクリックする。
■ ■ 3-3.「File System (Setup)」 タブの左ペインから[File System Target Machine]-[Application Folder] (※ 以降 [Application Folder] と記述) を選択すると右ペインに exe, dll が表示される。
とはいうものの、疑問点は山ほど!
・StrixuralensisClass.dll <- OK
・System.Net.Http.dll <- 何?
・プライマリ出力 from AikotobahaStrix (Active) ←exeだと思うがなんでこんな面倒な表記?
考え込むと先に進めないので次に行きます。
■ ■ ■ 4.インストール先のフォルダを選択する。
■ ■ 4-1.インストール先のフォルダは、[Application Folder] のプロパティ [DefaultLocation] で指定します。
初期値は 「[ProgramFilesFolder][Manufacturer][ProductName]」 です。
■ ■ 4-2.[ProgramFilesFolder] は、32ビット Windows の場合は 「C:\Program Files」 で、64 ビット Windows 場合は 「C:\Program Files(x86)」 となるようです。
■ ■ 4-3.[Manufacturer] は、[Setup] のプロパティ [Manufacturer] で指定します。
初期値は、「Default Company Name」 です。
■ ■ 4-4.[ProductName] は、[Setup] のプロパティ [ProductName] で指定します。 初期値は、「Setup」 です。
■ ■ ■ 5.ソリューションをビルドする。
アプリケーションを正式版としてビルドするために、ビルド構成をReleaseに変更し、pdbファイルが作成されないようにします。
■ ■ 5-1.ビルド構成をReleaseに変更する。
■ 5-1-1.メインメニューから[ビルド]-[構成マネージャー]を開きます。
■ 5-1-2.「構成マネージャー」 画面で 「アクティブソリューション構成」 を 「Release」 にします。変更したら 「構成マネージャー」 画面を閉じます。
■ ■ 5-2.ビルドでpdbファイルが作成されないようにする。
■ 5-2-1. [ソリューションエクスプローラー]-[AikotobahaStrix]-[右クリック]-[プロパティ]を開く。
■ 5-2-2. AikotobahaStrixプロパティ画面で、ビルドセクションをクリックし、右下の詳細画面ボタンをクリックします。
■ 5-2-3. ビルドの詳細設定画面で、[出力]-[デバッグ情報] を 「なし」 に変更し、「OK」 をクリックします。
■ 5-2-4. 「5-2-1.」~「5-2-3.」の設定を「StrixUralensisClass」にも行います。
■ ■ 5-3.ソリューションをビルドします。
■ 5-3-1. [メインメニュー]-[ビルド]-[ソリューションのビルド] を選択します。
■ 5-3-2. ビルド結果として、「exe, config, dll」 が作成されます。また、「pdb」 が作られていない事を確認します。
■ ■ ■ 6.セットアッププロジェクトをビルドする。
■ ■ 6-1. ソリューションエクスプローラーから [Setup]-[右クリック]-[ビルド] を選択する。
■ ■ 6-2. ビルドの結果はこんな感じになります。
■ ■ 6-3. ビルドされたファイルを確認します。
■ 6-3-1. ソリューションエクスプローラーから [Setup]-[右クリック]-[エクスプローラーでフォルダーを開く] を選択する。
■ 6-3-2. 開かれた、「Setup」 プロジェクトのフォルダーの 「Release」 フォルダを開くとSetup用のファイルが作成されています。
■ ■ ■ 7.インストールする。
■ ■ 7-0. インストール前にインストールされていない事を確認します。
今回は、「C:\Program Files (x86)\Default Company Name\Setup」 にインストールします。ここでは、「C:\Program Files (x86)\Default Company Name」 が作成されていな事を確認します。
■ ■ 7-1. 「6-3-2」 で確認した 「setup.exe」 を実行すると 「Setup セットアップ ウィザードへようこそ」 の画面が表示されるので、「次へ」 ボタンをクリックします。
■ ■ 7-2. 「インストール フォルダーの選択」 の画面が表示されるので、インストール先のフォルダを入力または選択し、「次へ」 ボタンをクリックします。ここでは、初期値のまま次へ進みます。
■ ■ 7-3. 「インストールの確認」 の画面が表示されるので、「次へ」 ボタンをクリックします。
■ ■ 7-4. 「インストールが完了しました。」 の画面が表示されるので、「閉じる」 ボタンをクリックします。これでインストールは完了です。
■ ■ 7-5. インストール後にインストールされている事を確認します。
「C:\Program Files (x86)\Default Company Name\Setup」 フォルダが作成され、アプリケーションのファイルがインストールされている事が確認できます。
■ ■ ■ 8.実行する。
■ ■ 8-1. コマンドプロンプトを開き下記のコマンドを実行します。
cd "C:\Program Files (x86)\Default Company Name\Setup"
dir
AikotobahaStrix.exe
■ ■ 8-2. 正常に実行されていることが確認できました。
■ ■ ■ 9.アンインストールする。
アンインストールはWindows標準機能から行います。
■ ■ 9-1. [スタート]-[設定] を選択します。
■ ■ 9-2. 設定画面にて [アプリ] を選択します。
■ ■ 9-3. 設定画面にて [アプリと機能] から 「Setup」 を選択します。
■ ■ 9-4. 「変更」 と 「アンインストール」 のボタンが表示されるので 「アンインストール」 ボタンをクリックします。
■ ■ 9-5. 「アンインストール」 の確認メッセージが表示されるので 「アンインストール」 ボタンをクリックします。
■ ■ 9-6. 「削除準備中」 の確認メッセージが表示されるのでしばらく待ちます。
■ ■ 9-7. 「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」 のメッセージが表示されるので 「はい」 ボタンをクリックします。
■ ■ 9-8. 設定画面の [アプリと機能] からは 「Setup」 が消えます。
■ ■ 9-9. インストール先フォルダ 「C:\Program Files (x86)\Default Company Name\Setup」 フォルダが削除されます。
おわり